PSVR2をPCに接続できるかどうか調べてみました。
(2024年2月22日追記)
2024年2月22日にSIE(Sony Interactive Entertainment)が「2024年内にPSVR2をPCに対応する予定」と突然発表しました!
この件について詳しく記事を書きましたのでぜひお読みください。
(2023年7月5日更新)iVRy for PSVR2の商品ページが登場!
SteamのサイトにiVRy Driver for SteamVR (PSVR2 Premium Edition)商品ページができています!
ただし、実際のリリースはだいぶ先になりそうで、今のところは未定です。
現在アナウンスされている動作条件のハードルがなかなかに高い点も気になります。
The PlayStation VR2 MUST be connected to a VirtualLink port on your desktop GPU or to DisplayLink1.4 and USB3 ports via a VirtualLink adapter.
引用元:Steam
以前に「春栗の自由帳」でお伝えした通り、一度は開発を断念したかと思われたiVRy for PSVR2ですが、その時にボトルネックになっていた「VRモードに移行させるための信号」がやはりソフトウェアでは越えられない壁として残りそうです。
iVRy for PSVR2 が実際にリリースされたとしても、iVRy for PSVRほどの手軽さにはならないと予想されます。
今後の展開を見守っていきたいです。
(2023年5月19日更新)iVRyのPSVR2用ドライバ開発が進んでいます!
5月18日にiVRyがTwitter上でPC用PSVR2ドライバ(iVRy for PSVR2)の開発に関して興味深い進捗を公開しています。
開発80日目の進捗をお伝えします
Twitterより引用・翻訳
PSVR2との通信は良好です
・Windows USBがドライバーが完成しました。
・機器認証が完了しました(不要なようですが)
・PCでPSVR2と通信するとPS5では出ない信号を取れます。面白いですね。
・次のステップに進むためにはDP-AUXスニファが必要になります
「DP-AUXスニファ」というのは「USB Type-C パワーデリバリー及びAlt Mode準拠試験をする装置」のことだと思われます。
このツイートから類推すると、PSVR2でPCVRを実現するためにはUSB-Cから出ている信号を受信するだけではなく機器同士のネゴシエーションも完了させる必要があり、そのための解析装置を現在必要としているということなのでしょう。
もしもこの開発が成功してSteam上でPC用PSVR2ドライバ「iVRy for PSVR2」が公開されたとしても、使用可能なのは数少ない「VirtualLink対応PC」限定となってしまうのでしょうか。
その点についてiVRyが3月24日に興味深いツイートをしています。
USB2ピンが一部欠けているPSVR2が存在していることが発覚しました。
Twitterより引用・翻訳
これはPSVR2がVirtualLinkではないことを意味します。
これまでの状況証拠から考えてPSVR2のコネクターがVirtualLinkであることを全く疑っていませんでしたので、矛盾しています。
VirtualLinkに対応していないPC用のアダプターが必要になると考えてはいましたが、どのようなものになるか現在のところ不明です。
思索が高度過ぎて全くついていけませんが、なんだか読んでいてワクワクしますね。
iVRy for PSVR2の完成を祈りたいです。
The Vergeに気になる記事を発見!
PlayStationVR2(PSVR2)が2023年2月22日に遂に発売されました。
初代PlayStationVR(PSVR1)はHDMIケーブルがあったのでPCやその他の機器と接続してヘッドマウントディスプレイとして使用することも可能でした。
アプリを使うとPCVRをプレイすることも可能でした。
しかし、PSVR2はUSB-CでPlayStation5と接続するため、PC等で利用することは不可能だと予想されています。
しかし、その予想に反した実験結果が,、あるサイトで報告されました。
https://www.theverge.com/23601368/sony-playstation-ps-vr2-review-virtual-reality
I tried connecting the PSVR 2 to a PC directly into a USB-C port on an AMD Radeon RX 6800XT GPU, and there are early signs that modders might be able to get this working. Windows picked it up as a second screen and limited the resolution to 1080p, but Steam VR just kept asking me to plug in my VR headset as it couldn’t recognize the PSVR 2.
引用:The Verge https://www.theverge.com/23601368/sony-playstation-ps-vr2-review-virtual-reality
PSVR2をPCに接続した所、セカンドスクリーンとして認識されたそうです。
具体的には、PlaystationVR2のUSB-Cケーブルを PCのUSB-Cポートに接続したとのことです。
PCのGPUはAMD Radeon RX 6800XTです。
解像度は1080Pに制限されたそうです。
これはまだ「VRヘッドセットとして利用可能」という段階までは至っていません。
しかし、今後解析が進んでドライバなどが開発されればSteamVR等で利用可能になることも期待できます。
PSVRコントローラーをPCに接続したところ、動作はしないが、認識されたとのこと。
実際に試してみた結果
結果から言うと、私の持っているPCではセカンドモニターとしては認識されませんでした。
PCその1
- HP
- OMEN16
- AMD Ryzen™ 7 5800H
- RTX3070
PSVR2をUSB-Cポートへ接続しましたが、セカンドモニターとしては認識されませんでした。
PSVR2に通電もされていないようで、画面もインジケーターも消灯じょうたいのままでした。
ただ、ケーブルを接続したときにハードウェアを認識するアラート音が鳴ったので、何かしらのハードウェアとしては認識しているようです。
しかし、デバイスマネージャーをいくら見てみてもPSVR2に相当するハードウェアを発見することはできませんでした。
PCその2
- Lenovo
- ThinkCentre M75q Tiny Gen2
- AMD Ryzen™ 5 PRO 5650GE
- AMD Radeon™ グラフィックス
PSVR2をUSB-Cポートへ接続しましたが、セカンドモニターとしては認識されませんでした。
PSVR2に通電もされていないようで、画面もインジケーターも消灯状態のままでした。
ただ、ケーブルを接続したときにハードウェアを認識するアラート音が鳴ったので、何かしらのハードウェアとしては認識しているようです。
しかし、デバイスマネージャーをいくら見てみてもPSVR2に相当するハードウェアを発見することはできませんでした。
どちらのPCもUSB Type C DP Alt Modeに対応しており、BIOSで有効にした状態で試しています。
The Vergeの記事ではAMD Radeon™ グラフィックスのPCにDP Alt Modeで接続してセカンドモニター化に成功していましたが、私の環境ではAMD Radeon™ グラフィックスのPCにDP Alt Modeで接続しても同様の結果とはなりませんでした。
他にも何か要因があり、それを満たさなければ動かないのではないかと思います。
(2023年2月25日追記)VirtualLink規格に対応しているPCで接続が可能?
日本のユーザーの中にも「DP Alt Mode」で接続したらセカンドモニタとして画像が表示されたという報告が出始めました。
新たに分かった条件として「RTX20XX」世代のグラフィックボードを積んでいるPCで成功例が多いようです。
考えられる要因としてはグラフィックボードにVRデバイス向けのインターフェース規格「VirtualLink」に対応したUSB-C端子が備えられているということではないかと考えられます。
VirtualLinkは、USB Type-Cの拡張仕様を利用したVRデバイス向けのインターフェース規格。複数のケーブルで接続していたVRヘッドセットをType-Cケーブル1本で接続するために利用する。具体的には、USB 3.1 Gen.2でのデータ通信、DisplayPort 1.4相当での画面/音声出力、USB PDによる15~27ワットの給電をType-Cケーブル1本で行える。VirtualLinkでの接続には、通常のType-Cケーブルとは異なる仕様のVirtualLink専用ケーブルを使うことが条件となる。
引用:2018.11.08 日経XTECH
NVIDIA GeForce RTXシリーズのGPU(2080 Ti、2080、2070)は既に、VirtualLinkを標準でサポートしており、これらを搭載したグラフィックスカードは基本的にVirtualLink対応ポートを備えている。
残念ながらVirtualLink規格は現在のグラフィックボードではほとんど採用されておらず、NVIDIAのグラフィックボードでは上記記事にあるRTX2080Ti、RTX2080、RTX2070などのみで利用できる機能のようです。
AMDではRadeon RX6000シリーズがVirtualLink規格に対応しているので、The Vergeで報告された「AMD Radeon RX 6800XTを搭載したPCでPSVR2をセカンドディスプレイとして使用できた」という現象にも説明がつきます。
さらなる追加情報を待ちたいです。
コントローラー充電スタンドのレビューを書いたのでよかったら読んでみてください。
PlayStation VR2 Senseコントローラー充電スタンドを使ってみた感想
(2023年3月17日追記)PSVR1をPCに接続してみた
PSVR1のHDMIに他の映像機器のHDMI出力を接続するとシネマティックモードで見ることができるのは割と有名な話です。
私は映像専用のヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)「HMZ-T3」を所有しているので、あえてPSVR1を汎用HMDとして使ってみるという発想がありませんでした。
今回PSVR2発売をきっかけに「PSVR2をPCで使いたい」というニーズをよく目にするようになったので、せっかくなのでPSVR1をPCに接続してみました。
PS4に刺さっていたHDMIケーブルを抜いてPCのHDMI端子に刺し直しただけです。
USBやカメラ端子などの接続はPS4に刺さったままです。
PSVR1をPCのHDMIに接続しただけで映像と音声がすぐにHMDに出力されたのには驚きました。
しかも結構な高画質です。
「PSVR1のポテンシャルはPS4では使い切れていない」というのはよく言われていますが、PCのモニタ替わりに充分以上の視野角と解像度があります。
特に3段階ある画面サイズから一番大きい「大」を選んだときは、顔を動かさないと画面の端が見えないほどの大画面で、文字もしっかり読める高精細さです。
問題は、PSVR1の初回セットアップと画面サイズの変更にPS4が必要となることです。
私の場合、PCとPS4が並んで設置されているので特に問題ありませんでした。
「初期設定が終わっている」「画面サイズは変更しない」という条件であれば、初回以降はPS4のない環境でもPSVR1を汎用HMDとして使用できます。
VRとして使用しない場合はPSカメラもPS MOVEも不要です。
「画面がずれる」「そもそも画面が変な角度に固定されている」などが発生することがありますが、そういう時は「電源オフ(PSVR1の電源ボタン長押し)」してから「電源オン」すれば直りますのでご安心ください。
画面サイズ・装着感・解像度など、HMZ-T3よりもPSVR1の方が好印象です。
現在PSVR1は中古で過剰に値崩れしているので、興味のある方は試しに買ってみるのも全然ありだと思います。
PS5におすすめのSSD
PSVR2のソフトはデータサイズが巨大なものが多そうですよね!
例えばバイオハザードヴィレッジの体験版が8.9GBもの容量が必要です。
PS5にそろそろSSDを増設したいと思っている方におすすめのSSDを紹介します。
大阪のPCパーツメーカーSUNEASTが思い切った価格設定をしているSSDです。
せっかく増設するなら2TBのGen4,0 SSDがおすすめです。
2TBのNVMe SSDは色々ありますが、ヒートシンク付きでPS5対応の商品はなかなかありません。
元気な日本企業が頑張っているのが嬉しいですし、ぜひ応援したいですね。
DMM TVがPS5とPSVR2に対応
DMMでは2023年2月22日より、DMM TVアプリがPS5とPlayStation VR2に対応しました!
「DMM TV」アプリをインストールすればDMMプレミアム見放題対象作品、DMM TV内で購入・レンタルした作品を視聴できます。
DMMプレミアム会員に登録するとDMM TVの対象作品が見放題になります。
新規登録者は30日無料体験プラスDMMポイント55optが最大3ヶ月もらえるので実質三ヶ月無料です。
特にアニメ・エンタメ系が充実しているのでおすすめです!
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