2023年4月5日、フランスのガジェット情報サイト「CNET」に、PS VITA2に関する驚くような情報が投稿されました。
記事によると、Insider Gamingを主宰するTom Henderson氏がツイッターなどで「SONYが新しいポータブルゲーム機の発売を準備している」と発言しているといいます。
発売日等の詳細はまだ不明です。
PlayStation Vitaが販売終了後、SONYのポータブルゲーム機は存在していません。
私としてもこの情報には大変興味があり深掘りしてみました。
SONYの新型ポータブル機「Q Lite」についてHenderson氏から出た情報
Tom Henderson氏がSONYの新型ポータブル機について言及したツイートはこちらです。
Tom Henderson氏自身が執筆したInsider Gamingの記事へのリンクとなっています。
本人の署名付き記事なのでそれなりの覚悟で書かれたものだと想像でき、その分情報の信ぴょう性も高まります。
リンクされたInsider Gamingの記事はこちらです。
記事によると、SONYが開発中の新型ポータブルゲーム機は「Q Lite」というコードネームで呼ばれています。
しかし、一般的には「PS VITA2」と言った方がピンときます。
PS VITA2 (Q Lite)はいつ出るの?発売日は?
Insider Gamesの記事によれば、PS VITA2 (Q Lite)の発売は「外付けドライブ対応PS5よりは後」で「PS5 Proよりは前」と予想しています。
Gadget Gateの記事によると着脱式ディスクドライブ対応の新型PS5の登場は2023年9月と予想されているので、PS VITA2 (Q Lite)は2023年9月以降と思われます。
Insider Gemesの予想としてはPS5 Proは2024年後半と言われています。
つまり、PS VITA2 (Q Lite)の発売日は
2023年9月~2024年後半
と予想されます。
PS VITA2 (Q Lite)の仕様
Insider Gamingの記事から予想されるPS VITA2 (Q Lite)の仕様をさらに深掘りしていきましょう。
PS VitaではmicroUSBだったUSB端子もUSB-Cとなることはまず間違いないでしょう。
PlayStation5のリモートプレイ用なのでハプティックフィードバックとアダプティブトリガーは間違いなく搭載されると思われます。
PS VITA2 (Q Lite)はクラウドゲーミングではなくPlayStation5をリモートプレイで接続するスタイルとなるようです。
1080p/60FPSでプレイするためにPS VITA2 (Q Lite)は常時インターネット接続が必須となると予想しています。
コストを抑えるためには仕方がないですが、それでもポータブルゲーム機としてはやはりオフラインの状態でもゲームをプレイしたいです。
例えばSteam DeckやNintendo Switchではスタンドアロンでオフラインのゲームプレイが可能なことが大きな魅力となっています。
クラウドゲーム専用だったとしたらSteam DeckやNintendo Switchがこれほどまでに市場に受け入れられていたかは疑問です。
PS VITA2 (Q Lite)はどんな形?
PS VITA2に関しては以前から予想画像が色々作られています。
大変無難なデザインでCMまで作っちゃってます。
こういう悪ノリは嫌いじゃないです。
しかし、PS5のクールなデザインを考慮するとSONYはもっとクールで斬新な形でPS VITA2 (Q Lite)を出してくるだろうと私は想像しています。
PlayStation Vitaとその他ポータブルゲーム機
私も所有していますが2011年に発売されたPS Vitaははっきりと「失敗」したポータブルゲーム機だったと感じています。
まずはゲームコンテンツの貧弱さ。
当時シェアを誇っていたポータブルゲーム機はNintendo 3DSだったので、Vita用にはサードパーティーから魅力のあるソフトがほとんど発売されませんでした。
私もPS Vitaを買ってはみたものの「ドラゴンクエスト」も「Skyrim」も「Fallout」も「GTA」もないため、ただただ「Minecraft」専用機として遊んでいました。それはそれで最高だったんですけど。
メモリーカードがmicroSDではなく専用の「PS Vitaメモリーカード」だったこともユーザーから支持されなかった大きな原因でした。
SONYがメモリーの売り上げも独占したかった気持ちは理解できますが、それならせめてメモリースティックを採用してほしかったです。
PS Vitaが売り上げの超低空飛行を続ける中、据え置き型ゲーム機としてもポータブルゲーム機としても使えるNintendo Swicthが大ブームとなり、完全に市場はSONYにそっぽを向く形となってしまいました。
そして2019年にはついにPS Vitaは生産終了を迎えます。
PS Vita専用ゲームはほとんど人気のないものばかりでしたので、この撤退をそれほど惜しいとは個人的には思いませんでした。
しかし、問題はPSリモートプレイです。
PS VitaはPlayStation4のリモートプレイにもっぱら使用しているユーザーが多く、2019年に終売を迎えたことにより「PS5のリモートプレイはどうなっちゃうの?」という不安が高まりました。
PS Vita終売の1年後、2020年11月に発売されたPlayStation5はやはりPS Vitaのリモートプレイに対応していませんでした。
ソニーはその代わりにPCやスマートフォンからのリモートプレイを強力にプッシュするようになりました。
しかし、多くのユーザーは「ソニー製のポータブルゲーム機でPS5のリモートプレイがしたい!」と強く願っています。
このニーズに応えてくれそうなのがまさに「PS VITA2 (Q Lite)」となりそうです。
PS VITA2 (Q Lite)に関する情報の信ぴょう性は?
ゲーム情報のインフルエンサー、Jeffrey Grubb氏もPS Vita2に関して4月5日に言及しています。
Jeffrey Grubb氏は「クラウドストリーミングに対応したポータブルゲーム機だとしたらVita2への期待も萎えるわー」みたいなことを言ってます。
これほど影響力を持つブロガーが言及するくらいなので、ただのガセネタではなさそうな気がします。
もしかしたら、Q Liteプロジェクトに関してSONYが少しだけ情報を放流してユーザーたちの反応を調べる、いわゆる「観測気球」のようなものの可能性もあります。
ユーザーがビビットに反応すれば社内の空気も盛り上がって、発売の実現性が高まような気がします。
私たちとしてはニーズをしっかりソニーに伝えていきたいです。
「PS VITA2、欲しいです!」