「名古屋にはおすすめできる観光スポットが少ない」とよく言われますが、今回は都心に隠れた名所、三越の屋上広場にある遊園地と屋上ゲームコーナーを紹介します。
残念ながら観覧車は動いていないので乗ることはできません。
この記事はこんな人におすすめ
- 昭和レトロなものが好きな人
- 栄駅付近で無料の休憩所を探している人
- デパートの屋上が好きな人
名古屋栄三越の場所
名古屋栄三越は名古屋のテレビ塔の南、地下鉄栄駅のすぐ近くにある老舗デパートです。
名称 | 名古屋栄三越 |
所在地 | 愛知県名古屋市中区栄3丁目5−1 |
電話番号 | 052-252-1111 |
三越営業時間 | 10:00~20:00 |
ゲームコーナー | 10:00~17:30 観覧車のある出入口は16:30に施錠 |
最寄り駅 | 市営地下鉄東山線・名城線「栄」駅より徒歩1分 名鉄瀬戸線「栄町」駅より徒歩4分 |
名古屋栄三越の屋上広場ってどんなところ?
今回紹介するのは三越デパートではなく、その屋上にあるとてもチャーミングな施設です。
正式名称は「オリエンタルビル屋上広場」といいます
屋上なのに最上階ではないので要注意です。
デパートの8階にその屋上広場は存在します。この中途半端な感じも素敵ですね。
屋上の9階には人気のビアガーデンマイアミ名古屋栄店があります。
屋上広場は8階の西側にあります。
デパートの売り場から隔離されており、一旦屋外に出ないとたどり着くことはできません。
普通に店舗で買い物をしていてもその存在になかなか気付けないようになってます。まさに都心の秘境です。
真ん中に見えるのは名古屋のシンボル「テレビ塔」です
写真の左にあるのが屋上ゲームコーナーです。「お客様用休憩所」とも呼ばれています。右の建物が三越の売り場です。神社もあります。
鳥居に近づいてみると、バイトルネズミがご本尊のように見えました。就職にご利益がありそうですね。
ゲームコーナー
ゲームコーナーは「温泉地のゲームコーナー」に近い雰囲気で、ちょうど良い湯加減の場末感があります。
どのゲーム機もちょっとピントがズレた「コレジャナイ感」があります。
うまく景品がゲットできても、この景品の名称がわからない。そんなタイプの景品ばかりでグッときます。
おばあちゃんが考えた「子供が喜びそうなもの」といったセレクション。
このゲームセンターで唯一、現役感のあるキャラクターがいました!アンパンマンです。
TVゲームタイプのこれらの筐体もなんと全てブラウン管です。ファミコンとかその辺りの時代感が漂います。
しかしこのアンパンマンも相当な時代物のようで、ディスプレイはやはりブラウン管でした。しかも昔懐かしいワープロ時代のギザギザフォントです。TrueTypeが普及する前の製品でしょうか。
観覧車
屋外に出ると観覧車があります。「昭和のデパート屋上」という感じがします。
名古屋栄三越屋上広場の観覧車
— harukuri (@harunokuri) August 13, 2022
レトロかわいい💕 pic.twitter.com/j9t0TCDZZC
残念ながら現在は動いていません。1956年から2005年まで動いていたそうです。
現存する屋上観覧車としては日本最古のもので、国の文化審議会にて2007年に登録文化財として認められました。
こんな素敵な観覧車、できれば動いている間に乗ってみたかったです。
カンガルーの親子のオブジェと鯱の児之像
観覧車の横には素敵なオブジェが二体あります。
カンガルーの親子は日本グラフィックデザイナーの草分けであった河野鷹思さんが手掛けています。
昭和37年(1962年)から昭和55年(1980年)にオリエンタル中村が三越と店名変更するまでは一階の正面入り口の場所にこのカンガルーが設置されていました。わりとモダンなデザインです。
現在はライオン像が設置されています。
もう一体は「鯱の児之像」で1969年の作です。
よく見ると鯱の口の所が蛇口のようになっています。小便小僧的な像だったのでしょうか?
休憩所
ゲームコーナーの隣にある休憩所は人がほとんどいませんでした。
ただ休憩するためだけに利用してもとても落ち着く場所です。
自動販売機もありました。
まとめ
名古屋栄三越の屋上広場は昭和レトロ感満載のワンダーランドでした。
名古屋栄にお越しの際はぜひお立ち寄りをおすすめします!
近隣には1936年に設立された名古屋観光ホテルがあります。豪華なレトロ感あふれる内装は一見の価値あり。三越から徒歩16分。
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